関空間設計と共同

用途:保育所
構造:木造一部鉄骨造平屋建て

女川町の旧小学校の跡地グランドに子育ての拠点となる新たな保育所の計画。東日本大震災で大きな被害を受けた女川町は高台に役場、消防署、小中学校、公営住宅等を新たに整備した。女川駅を中心にまちづくりが進められ、保育所の敷地は高台にある公営住宅や運動場と駅を結ぶ「道」上にある。園庭を取り囲む円形の保育室と近隣住民が気軽に通り抜けられる「道」とを一体的に計画することで地域住民との交流、みんなで見守る保育環境を実現したいと考えた。地域に開いた園舎となるように「公園」のような存在であって欲しいと思っている。園舎南側には既存の斜面と木々を利用した「冒険のにわ」を計画し、子どもたちが自然とふれあい発見し自ら成長しできるような場所を設けた。
中庭型の園舎とすることで、異年齢の子どもの交流を促し、みんなで見守りやすい園舎となるように計画した。